2019年08月02日に書いた近藤歯科院長のブログ。
2019年08月02日
インドで7歳の男の子の顎から、526本もの歯を除去したという驚きのニュースが入ってきた。7月31日付で現地メディア「The New Indean Express」が報じている。
7月11日、インド南部ベンガル湾に面する都市チェンナイの大学病院で、7歳の男の子P・ラヴィンドラン(P Ravindran)さんの手術が行われた。完全麻酔で1時間半ほどの外科手術で、男の子の顎からは巨大な腫瘍が除去された。
この男の子は右下顎に腫れや痛みを訴えており、X線やCTスキャンによる検査の結果、原始的な歯がたくさん詰まった袋状の組織が見つかり、非常に稀な集合性・複合性歯牙腫(compound composite odontoma)という病気であると診断されていた。発見が早かったおかげか病状は初期段階だった。手術は無料で行われ、顎の再建のような難しい治療は必要なかったという。執刀した医師によると最も大変だったのは「本人の説得」だったそうだ。
手術後、男の子から除去された組織の塊から、手作業で歯が取り出された。数人の医療関係者がピンセットなどを使って小さな歯を取り出し、それを渦巻き状に並べていく様子が動画で公開されている。
〜ネットニュースより引用〜
集合性歯牙腫とはいえ526本もの歯を摘出するのは大変だったでしょう。
ここまでの本数はとても稀なケースですが、歯牙腫はたまに遭遇します。
口腔外科へ紹介して処置していただきます。
| 投稿者院長