全身麻酔

2020年06月02日に書いた近藤歯科院長のブログ。

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近藤歯科クリニック院長のブログ /

2020年06月02日

全身麻酔

〜100年以上謎だった「全身麻酔で意識がなくなる原因」が特定される〜

全身麻酔は大きな手術で使われる重要な医療技術です。
全身麻酔なしで手術を受けるというのは、考えられない話です。
しかし、この「全身麻酔がなぜ人の意識を奪うのか」という詳しい原理については、医学はこれまで説明することができませんでした。
新しい研究によると、細胞膜内にある本来なら秩序だった脂質クラスターが、クロロホルムにさらされると短時間で無秩序になるということが原因とのこと。
175年も前から全身麻酔は利用されているわけですが、麻酔によって人が意識を失うメカニズムは、これまで不明のままでした。

全身麻酔の原理については、1899年にドイツの薬理学者ハンスと、1901年にイギリスの生物学者チャールズが、脂質の溶解度が麻酔の効力を決定しているようだ、という研究を発表しています。
これはかなり賢明な結論で、今回の研究でも、細胞膜内で神経活性化などに関係している「脂質ラフト」という部分に着目しています。
これまで1世紀近くに渡って、医学研究者たちが細胞内の脂質になにかあるようだ、と考えながらも麻酔の効果との関係を決定できなかったのには、2つの要因があります。
1つは、目的の脂質の変化が小さすぎて見えなかったこと。もう1つは、多種多様な脂質の組織が複雑で、その機能が完全にわかっていなかったことです。

原因は脂質の無秩序化:ちょっとした細胞内の無秩序化が、途端に私たちの意識を奪ってしまうとは…。      〜ネット記事より抜粋〜


長々と難しい文章を抜粋しましたが、100年以上全身麻酔で意識がなくなる原因がはっきりとわかっていなかったことに驚きました。


| 投稿者院長

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