2022年11月22日にスタッフの鳥本が書いたブログ
2022年11月22日
先日、甥っ子のところへ行った帰りに、奈良の薬師寺を訪れました。
薬師寺は、「薬」の文字からもわかるように、病気平癒、健康祈願のお寺です。
奈良時代中期にあたる白鳳時代に創建されました。
天武9(680)年、天武天皇が病に臥せった皇后の鵜野讃良(うののさらら、後の持統天皇)の平癒を祈願して発願。
その後、皇后は回復しますが、今度は天武天皇が病に倒れ、寺の完成を見ることなく崩御されます。
亡き夫の遺志を受け継いで、妻である持統天皇が寺を完成させました。
薬師寺は、夫婦の愛が築いたお寺です。
また、1998年(平成10年)には、「世界文化遺産」にも登録されています。
私は、初めて訪れたのですが、幻想的な空間で時の流れがとてもゆっくりに感じられました。
今回、残念ながら時間が合わず法話を聞くことができなかったのですが、写経体験をしてきました。
墨を磨るところから始まり、久しぶりの毛筆に懐かしさを感じました。
般若心経を一巻書き上げるのに、大体60〜90分かかるそうです。
私は、2時間かかりました。まだまだ雑念が多いようです。
ですが、書き終えた時には、心がすっきりしたというか、晴れ晴れとした気分、そして、達成感を味わいました。
薬師寺のお写経道場は、凛とした静かな空間で一人一人が真剣に写経に向き合う素敵な道場でした。
またゆっくりと訪れたいと思います。
| 投稿者:鳥本